はじめに
スライド作成を自動化したいけど、どのAIツールを使えばいいのか分からない——そんな悩みを持つ人は多いはず。最近は「AIでスライド作成が劇的に楽になる!」といった情報も多いが、実際に使ってみると「本当に実用的なのか?」と疑問に思うことも。
今回は、ガンマ(Gamma)、コパイロット for PowerPoint、イシル(Ishil)、キャンバAI(Canva AI) の4種類を実際に試して、どれが最も使えるのか徹底比較した。
比較したスライド生成AIツール一覧
ツール名 | 料金 | 無料試用 | Wordの読み込み | 会社ロゴの設定 |
---|---|---|---|---|
ガンマ | 約1,500円/月 | ○ | ○ | × |
コパイロット for PowerPoint | 4,500円/月 + Microsoft 365の料金 | × | ○ | ○ |
イシル | 1,848円/月 | ○ | × | ○ |
キャンバAI | 約1,500円/月 | ○ | × | × |
評価ポイント
- スライドの質: 仕事で使えるレベルか?
- 操作性: どれだけ手間なくスライドを作れるか?
- 編集のしやすさ: 作った後にカスタマイズしやすいか?
各ツールの詳細レビュー
1. ガンマ(Gamma)
✔️ 良い点
- 圧倒的に速い! ファイルのインポートがスムーズで、即座にスライドが作れる。
- 編集機能が豊富! カードテンプレートが多数あり、自由にカスタマイズ可能。
- AIによる画像生成機能が優秀。 スライド内容にマッチした画像を自動で生成してくれる。
❌ 惜しい点
- Wordからの画像インポートができない。
- 会社ロゴの設定が不可。
結論: 手早くスライドを作りたい人におすすめ。ただし、会社ロゴを入れたい場合は別途手動対応が必要。
2. コパイロット for PowerPoint
✔️ 良い点
- Microsoft 365と統合されており、Wordからのデータ移行がスムーズ。
- スクリーンショットをそのままスライドに反映できる。
- スライドマスターを活用すれば、企業のフォーマットに完全対応可能。
❌ 惜しい点
- 料金が高い。 4,500円/月 + Microsoft 365の利用料がかかる。
- デフォルトのスライドデザインが微妙。 カスタマイズしないと見た目がイマイチ。
結論: Microsoft 365を導入している法人向け。 個人で契約するにはコストが高すぎる。
3. イシル(Ishil)
✔️ 良い点
- 日本語に特化したスライドが作れる!
- 会社ロゴやテンプレート設定が簡単にできる。
- デフォルトのスライドデザインが綺麗で、そのまま使える。
❌ 惜しい点
- Wordの直接インポートが不可。 テキストを手動でコピペする必要がある。
- 画像の自動取り込みができない。 追加でアップロードが必要。
結論: 日本のビジネスシーンに最適。クオリティの高いスライドを短時間で作りたい人におすすめ!
4. キャンバAI(Canva AI)
✔️ 良い点
- デザインテンプレートが豊富! おしゃれなスライドを簡単に作成可能。
- 直感的な操作性。
❌ 惜しい点
- スライド生成AIが全く使えない。 文章をうまくスライド化できず、手直しが多すぎる。
- Wordインポート不可。
- 会社ロゴの設定ができない。
結論: AI機能は使わず、テンプレートを活用するのが正解。 AIを頼ると逆に手間が増える。
総評: どのツールを使うべき?
ツール名 | こんな人におすすめ! |
---|---|
コパイロット for PowerPoint | Microsoft環境の法人向け。スライドマスターを活用すれば最強。 |
イシル | 日本語の綺麗なスライドを簡単に作りたい人向け。個人利用でも◎。 |
ガンマ | すばやくスライドを作りたい人向け。編集の自由度も高い。 |
キャンバAI | AIは使わず、テンプレートを活用するのがベスト。 |
まとめ
スライド生成AIは、ツールによって「得意なこと」と「苦手なこと」が大きく異なる。企業のプレゼン資料を作るなら「コパイロット」か「イシル」、手軽に作るなら「ガンマ」、デザイン重視なら「キャンバ(AI機能なし)」 という選び方がおすすめだ。
自分の用途に合わせて最適なツールを選んでみよう!
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